船を買う前は、ネット情報としてガソリンはマリーナとかで入れる、と認識していた。
ところが自分の桟橋は完全無人。
ガソリンは自分で運ぶしか無い。
これが結構重労働。
船にとって、燃料切れは即漂流を意味する。
そのため、燃料計は車以上に重要。
しかし、私のボートはいつからか燃料計が動かなくなっており、いつも燃料切れのような表示しか出来なくなっていた。
今回はそれを修理する。
これが燃料計
燃料タンクにセンダーという、燃料の水位を測る部品がついている。
黒い浮きが燃料の水位に合わせて動く。
浮きの位置で抵抗値が変わり、それをメーター側でガソリンの量として表示している。
このセンダーは燃料タンクの深さに応じて、長さの規格がある。これは品番から12インチ=約30cmであることがわかる。
まず、こいつが正常か調べる。
といっても詳しいことはわからないので、
まずは浮きを動かすと、抵抗値が変わるのか、だけを見てみる。
テスターで抵抗値を測ると、♾️と400Ωあたりを不規則に変動。本体は壊れる要素が無いので、なんか断線ぽい。
ということで、部品を探すが、国内にはあまりこの手の品が売ってないようだ。
取り付け。
そして復旧。
心配が一つ減って良かった。
私の所有する船、日産FSC-730は、2022年春に船舶検査を受ける予定だったが故障等で受けられず、検査切れで乗れない状態で1年経ってしまった。
修理等で訪問して係留したままエンジンをかける事はあったが、海に出るのは2022年5月ぶりなので1年以上間があいた。
船外機は30年以上前か下手すると40年くらい前の年代物の2ストで、トーハツ製 M140Aという140馬力船外機。ふつうは故障が怖くて使わないシロモノ。
だが不思議と調子は悪くなく半年に1回程度の始動でも毎回問題なくエンジンが掛かる。
今回も特に問題なく始動したので、約1年半ぶりに出港し2日間に渡り、釣りなどで遊んだ。
ところが最終日の夕方、ポイントを流しつつ釣りをしながら、もう帰ろうか。というタイミングでそれまで快調にアイドリングしていたエンジンが何の前触れもなくストンと停止。
これにはパニック寸前になった。
船外機周辺を目視するも異常なし。
ガス欠を疑ったが燃料も問題ない。
オーバーヒート?これも警告灯は出てない。
バッテリー?魚探の電圧表示は正常。
→エンジン自体が完全に死んだか!?
恐る恐る再スタートを試みると、、、
これまた何事もなかったように再始動。
本当に冷や汗をかいたが、なんとか戻ってくることができた。
ただ原因がわからないだけに怖すぎる。
秋に船底塗装の予定があるからその時に見てもらおうかな。
私はヤフオクで50万で購入した24フィートのクルーザー(?)を所有している。
船といえばお金持ちというイメージだが、サラリーマンがどうやって?とよく聞かれる。関東で船を持つなら、船を置く場所としては、東京湾や横浜、逗子や葉山なんかが最上位で、サラリーマンの自分にはもちろん分不相応というか無理。泊まってる船は、自分のとは水に浮くという事だけが共通点の別世界の乗り物。 それより少し安いのは埼玉や千葉。いま住んでいる埼玉県は海はないが、海に繋がる川に多くのマリーナがある。が、これも使ってる人たちは経営者レベルの方ばかりで船も凄い。こちらもまあ無理。
じゃあどうするか、ということで少しばかり遠いですが500kmくらい行った三重県の志摩市。ここならなんか、ということで、埼玉県に住み、三重県に船を所有している。
そんな感じなので、乗る機会は少なく、年に1回か2回。
今回もそんな感じで三重に行ってきました。
前回は5月だったので、3ヶ月ぶりの対面。
今回の大きな目的は、先日合格した船舶検査のステッカーを貼ること。
古いステッカーが頑丈すぎて全然剥がれないのは有名な話だが、今回もやはり剥がれず。
毎度重ね貼りして3層になっていたので、多少剥がして綺麗にしてから貼りました。
船には毎回蜂が巣を作るが、今回もあった。
中には幼虫がうごめいてる。
手動式マリントイレは、用を足した後、一旦海水を汲み上げ、その後排水する、という2段階あるのだが、排水は出来ても汲み上げが出来ない。
便器にバケツで水を流し込めば、排水側のポンプで押し出すことは出来る。
あまり使わないので、放置していたが、子供達が乗る機会が増えたので、修理することにした。
修理といってもユニットを丸ごと交換するだけ。
楽天で購入したのはこちら。
船のトイレはこれ。
船体同様30年以上前の物と思われ、銘板等も消えて正体不明。買った部品が付くかは確証がなかったが、マリントイレはほとんどJABSCOというメーカーだと聞いたし、形も似てるので大丈夫だろうと。
JABSCOの凄いところは、どんなに古いモデルでも、現行品と各部のサイズが同じで、部品は最新版が使えること。
古いポンプユニットを取り外し、
新しいのと変えるだけで、
ちゃんと復活しました。
自分の船 日産FSC-730リバティには、キャビンに小さなトイレルームがあり、トイレが付いている。
しかしこのトイレ、使えないことはないが買った時から壊れている。
こういったマリントイレ、とくに手動式はは使い方が少し特殊で、用を足した後は、いちどレバーを給水モードにして、手動ポンプで海水をボウル内に汲み上げ、今度は排水モードに切り替えて、手動ポンプで排水、という段階を踏む。
私のマリントイレは、排水は問題ないが、給水が壊れていてできない。
用を足す際は、予めバケツに海水を汲んできて、そいつで流す必要がある。
一度は直そうとしたが、トイレ自体が古く、メーカー表示などが消えてしまっていて、諦めていた。
ところが、このマリントイレは作っているメーカーが殆どなく、ほとんどがJABSCOというメーカーらしい。そしてJABSCOならどんなに古くても現行のパーツが使えるという。
ということで、私のトイレがJABSCOだかは知らんがとりあえず壊れていると思われるポンプ部分を買ってみた。
形はソックリ。
さあ、夏休みは三重に行って交換だ。
▪️船舶検査を受けて、なんとか合格
6月26日に、船を購入して2回目の検査を受けました。
合格すると送られてくるのが、
新しい船検証、船舶検査手帳、ステッカー類
これらを船に貼れば完了です。
あー長かった。
1年以上かかるとは。。
三重に船があり、埼玉に住んでいるので、現地で故障に気がついても、修理に行けるのが半年後とかになり、それを2回繰り返して1年が過ぎてしまった。
1回目はバッテリー上がり。
2回目は灯火故障。
1年以上まえに予約して、支払いも済んだ上でリスケとなっていた船検ですが、検査機構でも把握の上で待ってくれており、大変助かりました。
▪️船舶検査とは
船には、車の車検ように定期的な検査がありまして、私の船(日産FSC-730リバティ)も例に漏れず検査が必要です。
検査の有効期間が6年なので、6年に1回と思いきや、3年に1度中間検査があり、やる事はほぼ同じなので、3年に1度は検査がある感じです。
車検とは異なり、税金がないので金額は車検より少し安いイメージです。
船の大きさや定員で変わりますが、
自分の24フィートでは、
定期検査が25000円くらい
中間検査が15000円くらい
という感じです。
検査は、持ち運び出来るサイズの船を除き、どこかに船を持ち込むのではなく、検査員が来てくれる方式です。
▪️検査項目と指摘事項
船舶検査というと、エンジンとか機械的な点検をイメージしますが、実際には安全に関わる法定備品が備わっているか、夜間航行時に必要な灯火は正常か?、船体は大丈夫か?に加え、エンジンが掛かるか?といった内容となります。
なので、ほとんどが目視点検です。
新しい船なら、法定備品の確認くらいしとけば大丈夫でしょう。年式などにより違いますが、概ね以下のような物が法定備品です。
・定員分の救命胴衣
・救命浮環
・消火バケツ
・アンカーとアンカーローブ
・係船ロープ
・黒球
・笛
・工具
・信号紅炎
基本、買ったまま揃っていれば大丈夫ですが、
信号紅炎だけは、検査毎に有効期限が必ず切れるようになってるので、検査毎に買う必要があります。
一方、私の船は古いのでそれ以外に色々問題がありまして、灯火が点かない、とか、バッテリー上がりでエンジンが掛からない、とか、一つ一つ克服しての受験でした。
・意外な指摘が
灯火やエンジンは自分で直したので心配してましたが、問題無し。
一方で、前回は指摘されていない項目で指摘がありました。
それは、船体後方のドレインに蓋が無い、という指摘。
これはデッキに溜まった雨水などを排出するもので、ここに蓋をしたら、雨水が溜まり係留中に沈没します。
しかし、多人数で乗船する際などに重さで喫水が下がり、ドレインから海水が逆流することがあるそうで、そういった場合に備えて蓋が必要なんだそう。
一応なくても合格とのことでしたが、蓋を買わなくては。。。
ということで、1年越しで、なんとか船検に合格という話でした。