素人がヤフオクで55万の激安中古ボートを買ってみたブログ

ボートど素人が何も知らずにヤフオクで中古ボート購入、免許取得の日記

ボート購入記 日産FSC-730 操縦席の様子

1年前にヤフオクで55万円と言う激安価格で買った船。それが私のボート、日産FSC-730リバティ。どんなに大変なトラブルが待ち受けているのか、緊張の1年目がほぼ終わろうとしているが、今のところ至って調子がよい。半年くらい海の上に放ったらかしにしても、エンジンは一発で掛かるし、トラブルといえば船外機の上げ下げが時々調子悪いくらいであり、ブログネタ的には困るが、オーナーとしては大変ありがたい状態だ。

 

ところで、この船の気に入っているところの一つが操縦席。

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飾り気はないが、シンプルで清潔感がある操縦席。漫画のようなザ・船なカタチのステアリングも好き。サンルーフもある。

 

操縦席周りの装備はこんな感じ

 

メーター

回転計・燃料計・トリム計(故障中)

 

コンパス

 

真ん中の箱

魚探入れ(今は空っぽ)

 

スイッチ類

夜間航行灯

ワイパー

 

操縦席横にリモコンレバーのユニット

イグニッションスイッチ

船外機のチルトスイッチ

レバー(車でいうアクセル)

が一体になった物。

 

などが付いている。

この船には快適系装備はほとんどなく、

エアコン・オーディオ・ナビなどは無いのは

当たり前だが、

ドリンクホルダーも無い

小物入れも無い

シートの調整もできない

スピードメーターが無い

室内灯が無い

 

など無い無い尽くしだ。

これから少しずつ改良していく。

 

 

 

 

 

 

ボート購入記 日産FSC-730 デッキの様子

2019年1月に2級小型船舶免許を取得し、2月にこの船を手に入れた。

 

日産 FSC-730リバティ

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24フィートと言うサイズの小型のモーターボートだ。1980年代の船。日産は既にマリン事業から撤退しておりまさに昔の船。

小さな船だが、規格では10人乗りだ。こんな船に10人乗ったら沈没してしまいそうなので、今は登録変更で6人乗りにしてある。(ウソ)

本当は多分10人乗りの場合、10人分の救命胴衣を搭載する必要があったり不便だから前のオーナーが変更したようだ。

 

自分としては、ずんぐりした前部を含めた全体的に、なんとなく巡視艇風のデザインが気に入っている。

 

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ところで、この船の欠点でもあり、長所でもあるのがココ、デッキ。操舵室に仕切りが無いので、後部のデッキが広いのだ。 操縦に不慣れな自分としては操舵室に仕切りが無い方が、出航時など舫でバタバタするので、心理的に好ましいため、それも長所。

しかし操舵室は屋根しかない完全な屋外である。冬は寒いし夏は暑い。

 

デッキの最後部は、ベンチのようになっていて、中が収納になっている。

 

左にバッテリーとメインスイッチ。

真ん中手前の床が開きそうな部分がイケスだ。

その奥にガソリンタンクがある。

タンクの上部は小物入れと、給油口。

右も巨大な物入れ。

 

真ん中には前のオーナーが付けたと思われる、釣竿ホルダーが付いている。

 

左右にはアウトリガー用の穴もあり、やる気が有れば大物も狙える!?

ニッサン FSC-730リバティ 後ろ姿と妄想

現在、この船は前から桟橋に係留しているため、後ろ姿の写真を自分で撮るのは極めて困難。

 

これは購入当時、ヤフオクに出品されてた時の画像。伊勢市のボート屋さんの展示場だ。

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昔グアムでボートツアーに参加した時、船から海に飛び込んだら、感動的な水中の景色があった。

 

この船の購入時は、ここにスイミングラダーとか付けて、夏は海に飛び込むんだ。あの景色をまた見たい。と思っていた。

 

想像のなかでは、船が優雅に海上に浮かび、家族3人で海中散歩、っていうイメージだったんだが、現実はちがう。

今のところ英虞湾はいつも流れが早いのか、風が強いのか、アンカリングしないとどんどん流されてしまう。何かあったら船をコントロール出来るのは自分だけ。そして、泳げるのも自分だけ。飛び込む人がだれもいなかった。。

 

ボート 欠かせない定期メンテナンス

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マイボート 日産FSC-730リバティ。

この船に限らず、海で使う船には、必ずやらなければならない定期メンテナンスがある。

 

エンジンのプラグとかオイルとか、クルマでもやるようなメンテはもちろん必要なのだが、それ以外にも海ならではの大切な事がいくつかある。

 

1-2年に一度

  1. 船底塗装
  2. アノード交換

 

3-4年に一度

インペラー交換(船外機)

 

船底塗装

上の写真でハルの1番下の黒いところの事。この黒い部分は、デザインでは無く、船底塗装という特殊な塗装がされている。

 

海中ではあらゆる物に貝類や藻が付着する。これは船も同じ。海上係留などすれば、あっという間に船底は貝だらけ。大変な事になるのだ。同じ貝でも、アワビとかサザエなら大歓迎。アサリやシジミでも少しくらいはうれしいので、まだマシだが、だいたいこう言うところに着く貝ってのは貝殻だけで出来ていて、触ると怪我をするような面倒くさいだけしか能がないろくでなしの貝と決まっている。

 

貝が着くと、抵抗が大きく増えてしまい、速力低下や燃費悪化に繋がるのは当たり前だが、そのうちイケスに入り込んだり、トイレの排水口を塞いでみたりと、本当にロクなことをしないのがこいつら。

 

そこで、貝がつかない様に特殊な塗装をするのだ。この塗装は、わざと剥がれるようになっていて、貝が付着しても貝と共に剥がれ落ち船を守ってくれるのだ。

 

そのためどんどん減るので定期的な再塗装が必要になる。

 

当然、海の中では塗れないので、上架しての作業となり、24フィートクラスで4ー5万といった費用感。

 

アノード交換

これが、分かりにくいのだが、要は船に付いている亜鉛の塊の交換。

 

自分の船は船外機に数カ所ついているようだ。

 

これは、エンジンなどの金属部分を守る物。金属の大敵というと、サビのイメージが強いが、それ以外にも恐ろしいものがある。湿食といわれる腐食で、エンジンなどの海中にある金属は、少しずつ溶けてしまうのだ。アノードと言われる亜鉛のブロックが身代わりに溶けてエンジンなどを守る、というもの。

 

自分には苦手な分野の話で、説明しようと思っても出来ないのだが、なんでも金属の電子が海中に放出されてしまう事が腐食であり、その電子を別の金属を溶かして補給し、守る、というとてと難解な話らしい。

 

これは年に1度くらい千円くらいのパーツを何個か交換する程度。

 

インペラー交換

船のエンジンは大抵、海水を吸い上げてエンジンを冷却する。その為にポンプが必要なわけだが、そのポンプの中心となる部品がインペラー。

ゴムで出来た歯車ようなカタチ。ゴム素材で、常に強い力で押さえられているため、数年で寿命となり、ある日突然使えなくなる。

インペラーの寿命が来れば海水を吸い上げられなくなり、冷却出来ずにオーバヒート。海上で起きようものなら即遭難だ。

 

これは数年に1回交換。

エンジンの奥深くにあるようで、部品は数千円程度ながら、交換には数万円かかるらしい。

 

こんな感じの定期メンテナンスが必要。

 

 

 

 

 

FSC-730の設備 イケス

私の日産FSC-730リバティにも、イケスが付いている。釣りは、釣れない前提でやっているので使うことは無い想定。

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底の部分にキャップがあり、外すと海から水が入ってくる。

 

一度貯めた海水を抜くのは難しい。海上にある限り、下からは抜けないのでキャップを閉めた上で、バケツやポンプで排出する。

 

キャップを開けたままだと、貝などが入ってきて魚を入れるハズのイケスが、いつのまにか貝の養殖場になるらしい。また海水が入ったままだとその分重くなる。 そのため、自分は海水を抜き、キャップは閉めたまま、2度と開けない予定。

 

 

ボート購入記 ボートのトイレの使い方

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トイレの使い方?は?トイレに使い方なんかあるわけないでしょ??

 

自分も思ってました。

 

ところが、船のトイレったら、こんなんです。

中には家庭用に近い電動式もあるようですが、FSC-730リバティのトイレはこちら。

なぞのレバーやポンプ。

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船のトイレは特殊ですよ。これみても最初使い方まったくわからず。。

 

便器の中には家庭のように水がない。

揺れるから家のトイレみたいに水を貯めとくこともできないんだろう。

 

用を足したら、まず流す水をくみあげます。 

写真で言う奥のレバーをWETボール側に切り替えて、ポンプを上下すると、海水が汲み上げられ便器に入る。

 

次は、この水と汚物を排出する工程。

レバーをDRY側にして再度ポンプをうごかすと、海水ごと船外に排出されるのだ。

 

これも意外かもしれないが、船のトイレは垂れ流し。なので係留中とかに、大をかますと、プカプカしてしまうので要注意だ。

 

ボート購入記 FSC-730リバティ キャビン

船を買うまでよく理解してなかったのだが、同じような24フィートクラスの小さな船でも、用途によりかなり形が違うものが存在する。

 

ちなみに24フィートは全長7.3m位の意味ではあるが、多くの船は商品名にフィート数がはいっている。

YFR24とか。だがなぜか自分のは730というあろうことか、センチメーター表記になっている。なぜセンチなんだ。736センチとかセンチで表示する必要はほぼないので、この桁数いらんだろ。せめて、FSC-7.3とか。

尚、このくらいのサイズが、一人で離着岸できる最大クラスと言われているようだ。技術が有れば別なんだろうが、自分にとってはその通りで、着岸なんかは毎回うまくコントロールできず、大汗かきながらの格闘だ。免許を取る前は、36フィートとかのフライブリッジ付きの2機掛け外洋ボートが欲しかったが、今考えると恐れ知らずというか、買えないが仮に買ってたらどんなことになっていたか。。。

 

話は戻るが、24フィート程度の船だと形は大まかには2タイプだろう。

 

釣りに使うなら、船の前方にも容易に行けるよう、操縦席部分が小さく、横を通ったり、前の方にまで容易に行けるウォークアラウンドタイプ。

 

クルージング目的なら、船首部分がキャビンという部屋になっているタイプ。

 

といった感じだ。

FSC-730リバティは、後者。

小さな船だが、数人が入れるかわいいキャビンと、小さなトイレルームがある。

 

操縦席左の黒い扉を開けると。。

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なかに小部屋が。

頑張れば大人2人くらいは寝られるか??
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キャビン左側には小さなトイレルーム。f:id:toshihiro_suzuki:20200107211018j:image

少し壊れていて、排水はできるが、給水できず、使ったらバケツで海水を汲んで来ないと流せない。。。