素人がヤフオクで55万の激安中古ボートを買ってみたブログ

ボートど素人が何も知らずにヤフオクで中古ボート購入、免許取得の日記

ボート購入記 ついに納艇!

免許も無いのに、ヤフオクで中古の船を購入した。船は「ニッサン FSC-730リバティ」という30年前の24フィート艇。

 

2018年の年末に船を見る事もないまま落札・支払いも済ませてあったのだが、まず免許が無い。その上に、自分は海とは程遠い内陸県の埼玉に住んでいるくせに、船は実家のある三重県で使おうと三重の業者から購入したため、なかなか取りに行けず2ヶ月間預けっぱなしになっていた。

 

1月末に免許は無事合格し2月に入ってすぐに免許証も届いたため、早速引き取りに三重まで行ってきた。

 

業者の方とは、桟橋で待ち合わせ。

事前に係留してあるという。

 

船は実物全く見ずに購入したが、その後さすがに心配になり正月に実家に帰った際に、マリン業者の展示場に陸置きされた状態で確認をした。

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そのため、1ヶ月ぶりの再会であり、そこまでの感動もないのだが、やはり初めて乗る緊張と、ワクワク感が入り混じった、18のとき初めて父親にマーク2のバンを買ってもらった時の気持ちを思い出した。

 

車を停め、桟橋までは少し歩く。

静かな入江に作られた桟橋には、10艇程のボートが並ぶ。

気に入って買った船なので、似たような船が並ぶ桟橋の中、遠くからでもすぐに自分の船がわかった。

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マリン業者の方と合流し、ついにマイボートに対面。

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船に酒を掛けたり、いわゆる進水式的な儀式があるのかと思ったが、特になし。まあ進水もなにも、すでに浮かんでるんだからやりようがないか。

 

係留方法や、エンジンの掛け方、不具合箇所など、一通りの説明を受ける。

ワイパーのゴムが切れてる、トイレが少し調子悪い、エンジンが調子は良いが2ストでオイルを海中に出すタイプだから、漁師の迷惑になるから海苔の網には近づいくな、など。

 

一通りの説明が終わると、少し乗ってみますか?と言われ一緒に来てくれるというので、家族も乗せてプチ初航海に出ることになった。

 

自分は80年代のバイクを所有しており、エンジンが掛からないとか、何かが折れたとか、ガソリンが吹き出したとか、走ってたらブレーキが効かなくなったとか、いろいろあるので、

この船も古いエンジンでさぞかかりも悪いだろうと思ったのだが、予想外に始動性はよく、また2スト はうるさいし、臭くて気持ち悪くなるとか、皆が言うので心配していたが、排気音も匂いも想像よりは平気そうだ。

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この桟橋は前後左右の5箇所で船を固定できる安心仕様。出航時は、万一エンジンが掛からない事も考え、必ずエンジンが掛かってから係留を外すのが決まり。

 

エンジンを掛けて、前側の左右のクリートとバウスプリットの3箇所の係留を解き、後ろは左右2箇所を解いたらバックで発進だ。

リモコンレバーのクラッチのつながる感覚がつかめず、上手く進まない。

なんとか、切り返して入り江の外に向けて動き出す。

ボートがゆっくりと走り出すと、次々と筏が現れ、同乗してくれている業者さんの指示で右へ左へと舵を切りかわしていく。

広いところに出たら加速して、滑走状態に入る。140馬力のエンジンだが、加速感もあり案外速い。スピードメーターが無いが、30ノットくらい出ているとの事。船の前が上がり視界が悪い。

 

外洋に出る前にUターンして、母港に戻る。

今度は着岸の練習。

自分の係留場所は海から帰ってくると回り込んで180度ターンするような形で停める位置にあり、これが超絶難しい。

 

業者さんの掛け声のもと、何度もチャレンジするが上手く決まらず、隣の船にぶつかりそうになったり、流されて全然別の方向を向いたり。

 

何度かやって、たまたまなんとかなりそうな位置に来たので、大急ぎで海中から係留ロープを拾い上げて無理矢理停めた。

 

次から一人で出たらちゃんともどれるのか?

かなり心配な初日でありました。