素人がヤフオクで55万の激安中古ボートを買ってみたブログ

ボートど素人が何も知らずにヤフオクで中古ボート購入、免許取得の日記

ボート 船体をガリガリ擦って座礁寸前!!

お盆に久しぶりにボートを動かした。

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ボートは三重県の英虞湾にあり、住まいはさいたま市。英虞湾の近くに父親が住んでいるとはいえ、年に数回しか行くことは出来ず、今回も滅多にない稼働日の1日となった。

 

この船、日産FSC-730リバティだが、80年代の船体で、エンジンもいまはなかなか見ない2スト140馬力。ヤフオクで購入した中古船だ。そして船長の私だが、船を買った後に免許をとったのが今年の1月。その後船に乗るのは今回で3回目というど素人船長である。

 

船に着くと、蜂が巣を作っており除去に手を取られだいぶ出発がおくれたが、台風後の強めの風波を受けながらなんとか走り出した。

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古いエンジンながら、なぜかそんなに不調は感じない。

 

途中で、強風でビーチから流れてきたと思われるワニ型の大きな浮き輪?を救助。

教習で習ったキック作用が大活躍した。

 

さて帰り道だが、自分のミスで大変な恐怖を味わった。

行きとは少し違う、比較的岸沿いのルートを走っていた。と言っても100m程度は離れていて、危険を予知する気持ちが抜け落ちていた。

しばらく走ると、海面に大きな岩が顔を出しているところがあった。いま考えればこれが危険のサインだったのにそのまま走ってしまったのだ。海の色が急に明るく変わり、海底に岩が見えてきた。浅瀬に入り込んでしまったようだ。あれ、やばいかな、と思った瞬間、船体からガリガリガリガリと大音響が響く。

やばい。擦った。これは下手すれば座礁する。

船体に穴があいて沈没!?のシーンが頭をよぎる。初めてのことにパニック寸前、汗はダクダク。

2歳の子供と嫁を乗せ、どうしようか焦るばかり。一瞬の判断ミスで、彼らの命を危険にさらすことになる。止まるか進むか戻るか。戻れば同じルートでまた擦る。止まれば台風後の強目の風に流され座礁。進めばどうなるか分からない。

 

一瞬携帯海図のPlan2NAVに目をやる。

一帯が浅瀬だ。まさか浅瀬があるとは考えず、よく見てなかった。完全に自分のミスだ。だが少し先は水深5mライン。このまま突っ切る判断をした。

 

祈る気持ちで進む。再びおおきなガリガリ音。これは終わったか!?もうだめなのか。この時は本当に恐怖しかなかった。子供の位置を確認。最悪の事態を考えた。船はそこままスーッと進んだので海を覗くと、もう深いところに戻っていた。

 

見れる範囲で、船内から船体の状態を急いで確認。浸水の様子はない。

でも、いつ沈むかの恐怖もあり大急ぎで桟橋に戻った。

 

係留で、近くに上架できるところも無いので船体が確認できないが、沈みはしなそう。

船外機を上げてみるとスクリューと、スクリュー近くのフィン部分が削れたようだ。

 

大ごとにはならなかったので、とりあえずよかった。もしかしたら船体ではなく船外機をこすったのかもしれない。

 

いずれにしても、今回は完全に自分の人為ミスであり反省だらけ。防げるポイントはいくつもあったのに、全て見逃した。

 

  • ルートを確認しなかった。 
  • 水深を常に確認しなかった。
  • 周囲の状況が変化したのに見逃した。
  • 浅瀬に気付いた時すぐ引き返さなかった

 

大事故にならなくて良かったが、この恐怖はもう味わいたくない。この反省を活かして安全運航第一だ。