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ボート 欠かせない定期メンテナンス

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マイボート 日産FSC-730リバティ。

この船に限らず、海で使う船には、必ずやらなければならない定期メンテナンスがある。

 

エンジンのプラグとかオイルとか、クルマでもやるようなメンテはもちろん必要なのだが、それ以外にも海ならではの大切な事がいくつかある。

 

1-2年に一度

  1. 船底塗装
  2. アノード交換

 

3-4年に一度

インペラー交換(船外機)

 

船底塗装

上の写真でハルの1番下の黒いところの事。この黒い部分は、デザインでは無く、船底塗装という特殊な塗装がされている。

 

海中ではあらゆる物に貝類や藻が付着する。これは船も同じ。海上係留などすれば、あっという間に船底は貝だらけ。大変な事になるのだ。同じ貝でも、アワビとかサザエなら大歓迎。アサリやシジミでも少しくらいはうれしいので、まだマシだが、だいたいこう言うところに着く貝ってのは貝殻だけで出来ていて、触ると怪我をするような面倒くさいだけしか能がないろくでなしの貝と決まっている。

 

貝が着くと、抵抗が大きく増えてしまい、速力低下や燃費悪化に繋がるのは当たり前だが、そのうちイケスに入り込んだり、トイレの排水口を塞いでみたりと、本当にロクなことをしないのがこいつら。

 

そこで、貝がつかない様に特殊な塗装をするのだ。この塗装は、わざと剥がれるようになっていて、貝が付着しても貝と共に剥がれ落ち船を守ってくれるのだ。

 

そのためどんどん減るので定期的な再塗装が必要になる。

 

当然、海の中では塗れないので、上架しての作業となり、24フィートクラスで4ー5万といった費用感。

 

アノード交換

これが、分かりにくいのだが、要は船に付いている亜鉛の塊の交換。

 

自分の船は船外機に数カ所ついているようだ。

 

これは、エンジンなどの金属部分を守る物。金属の大敵というと、サビのイメージが強いが、それ以外にも恐ろしいものがある。湿食といわれる腐食で、エンジンなどの海中にある金属は、少しずつ溶けてしまうのだ。アノードと言われる亜鉛のブロックが身代わりに溶けてエンジンなどを守る、というもの。

 

自分には苦手な分野の話で、説明しようと思っても出来ないのだが、なんでも金属の電子が海中に放出されてしまう事が腐食であり、その電子を別の金属を溶かして補給し、守る、というとてと難解な話らしい。

 

これは年に1度くらい千円くらいのパーツを何個か交換する程度。

 

インペラー交換

船のエンジンは大抵、海水を吸い上げてエンジンを冷却する。その為にポンプが必要なわけだが、そのポンプの中心となる部品がインペラー。

ゴムで出来た歯車ようなカタチ。ゴム素材で、常に強い力で押さえられているため、数年で寿命となり、ある日突然使えなくなる。

インペラーの寿命が来れば海水を吸い上げられなくなり、冷却出来ずにオーバヒート。海上で起きようものなら即遭難だ。

 

これは数年に1回交換。

エンジンの奥深くにあるようで、部品は数千円程度ながら、交換には数万円かかるらしい。

 

こんな感じの定期メンテナンスが必要。