中古船購入時の状態判断とは
■車の場合は走行距離
中古車を購入する場合、程度の目安と言われるのが走行距離。10万キロを超えると価値がかなり低くなる。もちろん実際には整備履歴や使われ方の方が重要だが、色々故障が出始める時期でもあり世間一般には10万キロで廃車、というイメージはある。ちなみに、自分は多い時は年間5万キロ位走るので30万キロ位までは普通に乗っている。少し前に乗っていたレンジローバーも26万キロでエンジンから異音が出て乗り換えたし、今のワーゲンも新車で買って半年で2万キロなので、10年40万キロ位は乗るつもり。
■船の場合は??
船は普通、走行距離というのは記録されてない。中古艇の状態判断はだいたいエンジンの稼働時間で推定することになる。
多くの船にはアワーメーターという、累計のエンジン稼働時間を記録するメーターが付いており稼働時間500時間、とか表現する。何となくの感覚は、1hの稼働=車の20km〜100kmという感じと言われるようだ。
つまり、
500時間の稼働=車の1万〜5万キロ
5000時間の稼働=車の10万キロ〜50万キロ
と、幅広いが、こんな感覚値。
ただし船のエンジンは車とは異なり、オーバホール含めた整備をしながら使うのが一般的。4ストなら100時間程度でのオイル交換や、ギアオイル交換、300時間程度での、インペラー交換やプラグ交換、にはじまり、アノード交換、タペット調整やベルト、エアクリ、各部のシールなど多岐。
その為、エンジンの整備履歴が重要だ。
船体は割れたりしてない限りそんなにヘタリはしない。車で言うサスペンションとかもなくエンジン以外はそれほど気にする所もない。
中古艇を買うなら、エンジンの使用500時間前後以内でしっかり整備された物を買う。これが目安。と思っていた。
それで、自分のエンジン。
30年以上前??の2スト140馬力エンジン。
トーハツM140A
まず、アワーメーターが無い。
その為使用時間 不明。
整備履歴 不明。
もちろん保証なし。
だいぶ予定と違うのを買った^_^
調子はいいよ。というボート屋さんの言葉だけを信じて購入したが、確かに今のところ全く問題がない。いつも一発始動で、走りもスムーズ。
チルト機構が時々調子悪いのと、エンジンブロックが一部錆びており、そんなに長くは使えないだろうが。。。トーハツすごいな。次買うならトーハツ製が良かったが、同じ馬力のエンジンが既にないみたいだ。