6月に船舶検査期限が切れる為、検査の予約をした。
JCI 小型船舶検査機構から振込用紙とお知らせが届くので、振り込んだ上で、指定の曜日に申し込みをする。
また、信号紅炎という、非常信号灯が、検査毎に有効期限が切れるようになってるので、必ず新しく買っておく。
船は三重にあり、自分は埼玉県に住んでいるため、検査に立ち会うことができない為、近くに住む父親に立ち会いを依頼。
父親が念の為にと検査前に点検に行ったところエンジンが掛からないという。
船外機のパワーチルトが動かないという事なので、多分バッテリー切れだな。
エンジンが掛からないともちろん検査は合格できない。
船に車のバッテリーをつけて大丈夫?
船舶専用バッテリーはややお高い。
船に自動車のバッテリーでも大丈夫なのか?悩むところですが、用途を間違えなければ大丈夫。(だと思う)
ディープサイクルorスターター
船舶用は、ディープサイクルバッテリーが多い。これはバッテリーを充電せずに使い切ったとしても、また充電すれば元通りになるバッテリー。少しの電気を長い時間流し続けるのが得意。
エンジンを止めた状態で、魚群探知機やエレキなどの電気を使う場合はコレを選ぶ必要がある。
一方、自動車用はスターターバッテリーと言われる。こちらはエンジン始動に特化し、大電流を一気に流すのが得意。だが、一度でもバッテリーを空になるまで使い切ってしまうと、充電が出来ないくらい劣化してしまう。
車の様に、常にエンジンを掛けっぱなしで、オルタネーターからの充電を受けながらであれば様々な電装品も使える。
自分は出航したら怖いからエンジンを切らないし、電装品も無い。
つまり、ディープサイクルである必要がない。
尚、元々船についてたのも車用のバッテリーだった。
サイズ・容量
自分のは140馬力の船外機。
200馬力クラスまでの船外機だと、
70AHでCCA380クラス以上のバッテリーが必要なようだ。
これが曲者で、国内用の自動車用バッテリーは、日本独自の性能表記になってるので、上記のアンペアアワー(容量)やコールドクランキングアンペア(瞬発力)の表示がない。
海外のバッテリーや、船舶用は容量やCCAが書いてあるが、国内用の自動車用は
95D31R
みたいな表示のみ。
ただ、先頭の95というのが、容量やCCAを総合的に判断した、一応性能を表すランクなので、それを紐解いてみる。
仕組みはわからなかったが、船のバッテリーについて非常に詳しく書いてる方がいた。
こちらのページによれば、95D31Rは、
20時間率容量で、80AH
CCAは622
ということで、140馬力船外機の要件は満たしそう。
最初から船についてたのもこのサイズだった。
買ったバッテリー
95D31RでOKなんだけど、安心感で、より高性能と思う115D31Rにした。
埼玉県から運ぶには重すぎた。。
新しいバッテリーに交換したらパワーチルトも、エンジン始動もOK。
不死身のトーハツ2ストロークエンジン。
M140A 30年ほど前のエンジンがまだ使えている。