▪️船舶検査を受けて、なんとか合格
6月26日に、船を購入して2回目の検査を受けました。
合格すると送られてくるのが、
新しい船検証、船舶検査手帳、ステッカー類
これらを船に貼れば完了です。
あー長かった。
1年以上かかるとは。。
三重に船があり、埼玉に住んでいるので、現地で故障に気がついても、修理に行けるのが半年後とかになり、それを2回繰り返して1年が過ぎてしまった。
1回目はバッテリー上がり。
2回目は灯火故障。
1年以上まえに予約して、支払いも済んだ上でリスケとなっていた船検ですが、検査機構でも把握の上で待ってくれており、大変助かりました。
▪️船舶検査とは
船には、車の車検ように定期的な検査がありまして、私の船(日産FSC-730リバティ)も例に漏れず検査が必要です。
検査の有効期間が6年なので、6年に1回と思いきや、3年に1度中間検査があり、やる事はほぼ同じなので、3年に1度は検査がある感じです。
車検とは異なり、税金がないので金額は車検より少し安いイメージです。
船の大きさや定員で変わりますが、
自分の24フィートでは、
定期検査が25000円くらい
中間検査が15000円くらい
という感じです。
検査は、持ち運び出来るサイズの船を除き、どこかに船を持ち込むのではなく、検査員が来てくれる方式です。
▪️検査項目と指摘事項
船舶検査というと、エンジンとか機械的な点検をイメージしますが、実際には安全に関わる法定備品が備わっているか、夜間航行時に必要な灯火は正常か?、船体は大丈夫か?に加え、エンジンが掛かるか?といった内容となります。
なので、ほとんどが目視点検です。
新しい船なら、法定備品の確認くらいしとけば大丈夫でしょう。年式などにより違いますが、概ね以下のような物が法定備品です。
・定員分の救命胴衣
・救命浮環
・消火バケツ
・アンカーとアンカーローブ
・係船ロープ
・黒球
・笛
・工具
・信号紅炎
基本、買ったまま揃っていれば大丈夫ですが、
信号紅炎だけは、検査毎に有効期限が必ず切れるようになってるので、検査毎に買う必要があります。
一方、私の船は古いのでそれ以外に色々問題がありまして、灯火が点かない、とか、バッテリー上がりでエンジンが掛からない、とか、一つ一つ克服しての受験でした。
・意外な指摘が
灯火やエンジンは自分で直したので心配してましたが、問題無し。
一方で、前回は指摘されていない項目で指摘がありました。
それは、船体後方のドレインに蓋が無い、という指摘。
これはデッキに溜まった雨水などを排出するもので、ここに蓋をしたら、雨水が溜まり係留中に沈没します。
しかし、多人数で乗船する際などに重さで喫水が下がり、ドレインから海水が逆流することがあるそうで、そういった場合に備えて蓋が必要なんだそう。
一応なくても合格とのことでしたが、蓋を買わなくては。。。
ということで、1年越しで、なんとか船検に合格という話でした。